両親が離婚していて、父親と古い大きな家の二階に住んでいる。
暗くカビっぽくて、布団が四枚敷かれている、正方形の父親の寝室へ私が行くと父親が入って来て、声を掛けようとしたら、ふてくされている状態で、私は嫌だなぁと思っていると、あちらから声を掛けて来る。(内容は忘れた)

少し話を聞いた後、私は、もっと理性的になって母親に話さないと分からない、相手の事を考えなければ、そういう態度で、自分の意見を聞き入れて貰えるとは思わない方がいい。子供ではないのだから、ちゃんと変わらないと母親が戻って来る事はない。という事を言い、更に機嫌の悪くなっている父親を見て返事を聞かずに部屋を出る。

風呂場へ行くと、母親は遠くに住んでいるのだが、何故かバスタブに入って眠っており、水に血が混じっている。それは腕から流れているようで、私は慌てて叩き起こす。自傷行為かと思うが、よく見ると単に怪我をしただけのようで少し安心する。


母親と車に乗り、やたらと車線の広い高速道路を通っている。母親がボサボサに広がった髪のまま、酷い姿勢と表情で運転していて、私は後ろの左側の席で、ぼーっと外を見ている。

母親が、いかに父親が嫌いで、修復不可能かを恨めしく語っていて、私は適当に相槌を打っていたが、途中で、そんな態度で話し合いを済ませようとしてはいけない、相手の話もよく理解して聞かなければ、全てを突っ張ねていては仕方ない、というような事を言うと、母親は黙り込む。

私はその隙に父親に、多分もう母親とは無理だと思う。もししっかり話をする気があるのなら、次が最後のチャンスになる。自分勝手に振る舞うのをやめられるなら、話をしたら良いと思うけど、出来ないならやめておいた方がいい、という内容のラインを打つ。


サービスエリアに小さな和食屋があり、そこでご飯を食べる事になる。私はいらないと言うのだが、母親が勝手に注文し、私は食べないから注文したのならちゃんと食べてくれ、と、届いた料理を、テーブルの上で母親の方へ押し出す。

そこで母親が、一緒に住もう、という話をして来て、どんな家だとかなんだとかという話を一人で勝手に進めていく。私はその話を聞き流し、今の状態の父親が家に一人になるところを想像して、母親に着いて行くのは無理だと考える。が、逆に一人の母親を想像し、それもまた無理だ、と思う。

母親に、■■(私)は何がしたい、と聞かれ、死にたい、と答える。無意識に出てしまった為、自分でも驚いてしまうが、納得は出来た。

母親が黙り混み、私は、全く手をつけていない料理を見て、早く食べたら、と促す。

目を瞑ると、母親が割り箸を割る音が聞こえて、私はそのまま、小さい頃、小さい家で、家族が皆いた頃の記憶を思い出して、涙が出るのを我慢しようとしていた。